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写真家7人による写真展『INFINITY』

「写真のこと、写真家のことをもっと知ってほしい。オリジナルプリントをもっと楽しんでほしい」という主旨の写真展『INFINITY』のオープニングパーティにちょっとだけ顔を出させていただいた。初日とあってなかなかの盛況ぶりだった。

参加写真家は舞山秀一さん、北島明さん、半沢健さん、中村和孝さん、ワタナベアニさん、魚住誠一さん、小林幹幸さんの7人。いずれも個性豊かな写真家さんたちだ。

今日は仕事の関係でわずか10分ほどしか滞在できなかったので、また機会を作ってじっくりと素晴らしい作品群を拝見したいと思っている。アニさんとは久しぶりだったので改めてご挨拶をさせていただいた。

広尾の「in style photography center」で6月12日(日)まで開催中!
http://www.infinityphotographer.com/

「戦士は櫻の木の下で―樹海の精霊篇」公開!

デジタル一眼レフカメラを使用した撮影の第一人者で、友人としてもその仕事っぷりを尊敬している映画監督、藍河兼一さんの作品が先月公開された。作品タイトルは「戦士は櫻の木の下で―樹海の精霊篇」。

本作は短編映画で、これは1年間に12本、12人の監督が10分程度のショートムービーをデジタル一眼レフカメラで制作しホームページで毎月発表していくという、映像制作専門誌ビデオサロンの企画の第一回作品。本作品では藍河監督の秀逸な演出とCanon 5D Mark IIを使用した素晴らしい映像美が楽しめる。ぜひ、ご鑑賞を!

■YouTube:戦士は櫻の木の下で―樹海の精霊篇

■こちらでも鑑賞できます→藍河兼一HP / MOVIE

■本作品に関するビデオサロンの詳細ページ

■藍河兼一公式HP

電子書籍という商品

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各社の電子書籍リーダー

AppleがiTunes StoreにおいてSonyの電子書籍リーダーアプリの掲載を拒否したとのニュースが報じられた。Appleの掲載拒否の理由は「Appleを通さずにアプリケーション内でコンテンツを販売するものは許可されなくなる、加えて外部で購入されたコンテンツを取得するアプリ ケーションも許可されない」とのこと。

これに対してSonyがどう言ってるのかはわからないけど、Sony(Sony Music)はAppleがiTunes Storeで音楽を売り始めた当初から全然協力してこなかった歴史があるから、まあ仕方ないかとも思う。もちろんユーザーにとってはAppleのやりかたもSonyのやりかたも、はなはだ迷惑で不利益なんだけど。

電子書籍を読める端末がいろいろな会社から出始めていて、それぞれにネット書店を構えて独自にダウンロードさせる方式をとっているのだが、電子書籍を発行する側も各社さまざまなアライアンスを組んで市場形成に取り組んでる。でも出版社や印刷会社やキャリアが組んで、ほぼ直販のような形で書籍という著作物を販売するのはどうも素直に納得できない気もしている。

そもそも書籍は書店が取次などから仕入れて店頭で客に売っているもので、アマゾンなどのネット書店も売り場がバーチャルだというだけで、その構造は変わらない。ただアマゾンのようなネット書店が既存の書店と違うのは、ほぼすべてのジャンルを取り揃えていて、ユーザーは欲しい本を検索して購入すること。「今売れている本!」とか「話題の本!」程度のプッシュはあるけど、特定の欲しい本を自分の能動的な行為によって手に入れるのが基本的な使い方。一方、リアルな書店は、大手チェーン店ならチェーン店なりの大規模なキャンペーンを張り、小さな書店は個性的な面白い本などをその書店の方針に基づいてユーザーに提供している。そしてリアルな書店での楽しみは、まさにその受動的な本選びにこそあるわけだ。

極論すれば、欲しい本が決まっているならネットショップでストレートに購入し、なんとなく面白い本が読みたくて(知らない本も含めて)あれこれ物色したい場合はリアル書店に出向く、というのが書籍というコンテンツにおける消費行動のベースだろうと思っている。

そこで現在の電子書籍の売り場を眺めてみると、品揃えが貧弱という以上に、本を選ぶ楽しみが圧倒的に欠けているし、根本的な問題として買いにくくて仕方ない。たとえば“長期の旅行に出るので何冊か面白そうな本を購入して端末に入れて持っていく”と仮定して、実際に本選びしてみるといい。どれほど本を選ぶという楽しみが削がれているか、誰でも実感できると思う。

ただ、システム的に不備な部分に関しては市場の成熟と運営の効率化によって徐々に改善されていくものなのであまり悲観していない。でも、これまで「すべての書籍を電子書籍化すべし!」と言ってきた立場としては、このまま出版社主導型の販売体制が続くなら(もしくはその体制で固まってしまうなら)、電子書籍の未来はまだまだ前途多難だと思わざるを得ない。もし単に欲しい電子書籍をピンポイントで端末で読むだけでいいなら、Amazonのkindleが日本で解禁されれば一気にkindle一色になるだろう。というか企業側の論理だけが先走りしてコンテンツの不毛な囲い込みをしている結果ユーザーばかりが損をしている日本の現状なら、kindleに日本市場を征服してもらったほうが何倍もいいとさえ思う。

今後は、従来の書店が担ってきた本選びの楽しさをネット上で提供できるシステム作りを推進していきたいと思うが、面白い本を見つけて紹介してくれるという希有な能力を持った多くの書店員さんの素晴らしい才能を正しくネットに反映する方法はないものか、と思う。リアル書店で気に入った書籍の電子版をその場でその本屋さんのwifiにつなげてその本屋さん経由ですぐ買える、という形がもっともスムーズだと思うのだが、電子書籍に対して過剰な拒否反応を起こした書店側の意識も変わっていかないと難しいとも思う。

既存の書店がリアルな書籍も電子書籍も同列に扱って販売体制を作り上げてくれるのが今のところの希望かな…実際には面倒で難しい問題もたくさんあるのでしょうが。

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